「りなっ!また、付き合いだしたんだって??」
あいちゃんが心配そうにいって来た。
「え?あ、うんっそうだよ??」
「ねぇ?諦めるって決めたことは、辛いかもしれないけど…でも、前に戻ったら意味ないでしょ??」
「私、忘れるって決めたけど、ムリだった。私には、これしかなくて…誰かに本気になればいいのかなって…」
泣きたくなった。
自分でも分かってる。
でも、何もできない私に更に嫌気がさした
「ごめんね?でも、裕太先輩を好きだった頃のほうがりなは、よかった。」
「でも、私は…私は、これしかない。」
私は、あいちゃんが呼び止めるのを無視して教室を飛び出した。
涙が、止まらない。
「おい?どうした?」
懐かしい。
優しい声。
「ゆう…ちゃん??」
立っていたのは裕ちゃんだった。
「りな?なんで泣いてるの?誰かに、なんかされたのか?」
心配して、私に近づいてくる。
「何でもないよ…」
「ごめん。俺のせい?」
「え?」
「俺が中途半端なことしてたから…ごめん」
裕ちゃんも、私の事考えてくれてたんだ
「私ね?ミヤビさんから電話があって…それで…それでね?わ、たし…」
泣いちゃって話がうまくできない私に裕ちゃんは、優しい声で場所移そうかっといって、裏庭に行ってくれた。
「寒くない?」
私は、コクリと頷く。
「きいて?私の話…」
「聞くよ。どんな話でも」
私は、今までの事で辛かったこと悲しかっことを全部話した。
「ごめんね?俺のせいで辛い思いさせちゃって…」
「俺…………………………………………」

