「あっ!菜古ー!湯梅ー!」

私達4人が公園に着いたときには既に2人は来ていた。

「早苗ちゃ~ん!」「さーちゃ~ん!」

菜古は私を早苗ちゃんと呼び湯梅は私をさーちゃんと呼ぶ。あだ名って良いよね。仲が良い感じがする。


「じゃ、行こう?由美疲れちゃった~~」


取り敢えず近くのファミレスに行き注文を終えた。

「菜古と湯梅久し振りだね。覚えてる?由紀だよ」
「菜古ちゃん湯梅ちゃん久し振り、です!結愛だよ」
「由美覚えてる~?なーちゃんとゆーちゃん、でしょ♪」
「えっと……結愛ちゃんと由紀ちゃんと由美ちゃん?だよね、菜古です」
「結愛っちと由紀姉と由美ちゃん!うち湯梅だよ」

一通りの自己紹介を終えた。やはり久し振りのこともあり名前を思い出すのに苦労したそうだ。

「早苗、話して」
「由紀ちゃん、焦らせないでよ……。えっと、菜古と湯梅に[夢幻の館]に一緒に行ってほしいの。これはね………」
そこから私は経緯や都市伝説のこと、6人で行うなどを話した。

菜古と湯梅はゆっくりながらも話を理解してくれている。

「―――って事なんだけど………どうかな?」