中学にあがってからも菜古と湯梅は助けてくれた。

まず、勉強について。
菜古は数学、湯梅は社会が得意で両方とも私が苦手な教科だったため、定期試験に近くなるとファミレス等で試験範囲を教えてもらった。
そのお陰もあってどの試験でも良い点数がとれ、毎回菜古と湯梅にお礼を言った。

次に、人間関係について。
私は友達を作るのが苦手な上引っ込み思案という最悪な組み合わせの持ち主だ。
小学生の頃は二人がいたから大丈夫だったけど次は知り合い0からのスタート。ストレスはどんどん溜まる一方だった。だから菜古と湯梅と遊びストレスを解消していた。

最後に、家庭内の関係について。
私の家は厳しいため何もかもを完璧にしろと教え込まれる。習い事は日曜日以外全て入っているハードなスケジュールだ。
それは中学にあがってからも続き、余計に友達を作るのが難しい状況に陥らせる。だから、辛くなったら菜古と湯梅の家に泊まりにいった。

私はいつまでも菜古と湯梅に助けられてきた。
菜古と湯梅は嫌な顔せずに協力してくれる。
だからこの二人はずっと一生大切にする。