その日から約1ヶ月。
学校に復帰した私には【オトモダチ】ができた。
まあ、確実に友達ではない。義理の友達?か【オトモダチ】がベストな表現だ。


『頭ぁ、大丈夫ぅ?』『ノート見せてあげる!』『殴ること無いよねぇ~』『痛かったでしょ?大丈夫?』『私たち【友達】でしょ?頼って良いからね♪』

こいつらはうわべだけの人だ。本心から話そうとはしない。


ツマラナイ。
メンドクサイ。
シンパイカケルナ。
コンナヤツイラナイノニ。


その気持ちが本心だろう?
知ってるんだよ?みーんなみんな!

でもそのなかで本心から話してくれた子がいた。
きっと人見知りだろう。プルプル震えてて「だ、大、丈夫?」って言って逃げちゃった子。

その子が今の親友。結愛だ。

…………


―――――いつの間にか眠っていたらしい。昔のことを思い出した。
あの頃は荒れていたな。

とりあえず明日結愛に調べた結果を伝えよう。