『奏多side』
あれから1年…。
俺は毎日病院に来ている。
いつ朱莉が目を覚ましてもそばにいれるように
「朱莉っ」
早く目を覚ましてくれよ…っ
その時…
ギュッ
えっ?朱莉が握り返してくれた?
ガタッ
「朱莉っ?」
「んっ」
「朱莉っ!」
「奏多くん?」
俺のことも覚えてくれてる!
そんな事だけで嬉しいと感じてしまう
「朱莉…俺…お前のこと…ちゃんと好きだから…。」
「嘘っ!!だっていつも私のこと放ったらかしで…手も繋いだことないしっ あの子としてたキ…スもした事なっいし」
「あのな?俺はただ朱莉に妬いてほしかったんだ…。バカだよな…。こんなにお前俺のこと好きでいてくれてるのに…」
「えっ?」
「…。好きです…。付き合ってください…。」