『奏多side』
俺には可愛い彼女がいる。
それは男子にめっちゃモテてる天使的存在。
だから告白された時は、びっくりした。
その時俺も朱莉の事が好きだったから答えはもちろんOK。
でも…どう接したらいいか分かんねぇだよ!
だからどうしても冷たく接してしまう。
嫉妬して欲しくて女ともつるむ様になった。
その度に朱莉の傷ついた顔を見るたび心が痛くなる…。
なんで俺はこうなのか……。
こんな俺でも親友と呼べるヤツはいる。
それは…。
「おはよーー!奏多ーー!!!元気ーー?」
「………。」
「俺はねーー…元気!!!」
「………。」
聞いてねぇし…。
「奏多くん?無視は良くないよー?」
「うるせぇ」
うるさいこいつは的場隼人。
結構モテてる。なんでだ?
まぁそれは置いといて…。
「今日も冷たくしてしまった~!!」
「ただのバカだろ」
お前にバカって言われたくない。
でも、本当の事だからな…。
「嫉妬して欲しいなんて思うのがそもそもバカだ。」
うっ!!!
「なんで原田ちゃんがお前に告ったと思ってんの?」
そうだよな…。