『朱莉side』
あれから数年
私達は結婚し、幸せな日々を過ごしていた…
あっ今日は奏多遅い日だよね…。
なんか上司と飲みに行くとか?
でもいつも電話をくれる。
プルルルルル
あっかかってきた!
「もしもし?」
『もしもし?朱莉?』
「うん!」
『今日も遅くなる』
「そうなんだ」
『ごめんなっ』
「ううん!」
『明日は…あー奏多くん♡♡どこ行ってたの?』
え?女の子の声…?
なんで?また?
「切るね」
『あっおいっちょっ待て!』
プープープー
もぅイヤだ…なんでこうなるの?
ガチャッ
「ビクッ」
「はぁ…はぁ…朱莉っ…」
「なんでっ?早くないっ?」
「俺の奥さんが泣いてるのにほっとける訳ないだろ!」
「うぅ~…1人でご飯美味しくなかったよ~…」
「うん」
「一緒にっ食べたかったよっ」
「うん…ごめんな…」
私の我が儘も黙って聞いてくれる…。
「今回は上司に騙されただけだからな!」
「フフッうん!」
「っ///なにっ笑ってんだよっ!」
「ううん!何でもないっ」
「はぁ?気になるだろ!教えろよ!」
チュッ
「秘密♡」
「っ…そんなんじゃ足りねぇーよ」
「えっ?…なっ…フッ…ンッ…はぁ…」
「フッ…カワイッ」
「なっ!!!」
これからも少々すれ違いはあるかもしれないけど…奏多と共にずっと過ごしていきます!!