気になるけど怖くて振り向けない。この言葉が一番しっくり来る。 反感を買うと分かってて、なんであたしはこんな事をしたの? 机を運びながらあたしは自分に問い掛けた。 だって、これ以上自分の心にウソつきたくなくて……。 あたしの存在が誰かを苦しめているのが辛かった……。 何より、考える事より気付いたら身体が勝手に動いていた。 ただ、それだけ。