「えっ……?」 たくさんの視線が背中に突き刺さるのを感じながらあたしは、色紙と菊の花をゴミ箱に入れた。 そして、ゴミ箱を持ち上げて元あった場所に戻す。 そんなあたしの姿を一番驚いて見てたのは、磯野さんだった。 目を丸くさせて、口をあけてあたしを見ていた。