サヤ達と楽しく話す姫梨ちゃんと目が合った。 ヤダ、止めて……。 いけない事なら何でもするから……。 だから、独りにしないでっ!!!! 「莉音!! いつまで寝てるの?」 ママの怒鳴り声でハッと目が覚めた。 あたしは、無意識に手を伸ばしていたみたいで視界に自分の腕と天井が映る。 その光景に夢だと分かって、力が抜けた。 あたしは、その手を降ろして顔を覆う。 すごくリアルな夢で……。 正夢になりそうで……。 胃が痛かった。