窓際の後ろの席に座る姫梨ちゃん。 開け放した窓から生ぬるい風が抜ける。 姫梨ちゃんの長くふわふわな茶色い髪と広げていたノートを揺らして、静かに通りすぎた。 姫梨ちゃんは、頬杖を付いて黒板を見つめていた。 気のせいかな……? その表情がすごく辛そうで泣きそうに見えたのは……。