この夏の間で化粧も覚えたみたい。不自然なくらい長いまつ毛が夏服とミスマッチしている。





長い髪も明るくなってパーマが掛かっていた。



きっと、これが普通の女の子の夏休みの過ごし方なんだろう。




休みの間に女磨きして、バイトしたり、彼氏とデートしたり。





短い青春時代を家に引きこもってゲーム三昧するあたしは、かなり人生を無駄にしているんだろうな。





しみじみ実感する。



「今日も、超暑いね~」


サヤ達が、話しを振って来るけど、あたしは全く聞いてなかった。





だって、自分がいかに無駄な夏休みを過ごしていたかを激しく後悔していたから。







もっと、ちゃんと生きていたらあんな変な生き物にも出会う事なかったのに……。