はるのゆうひ





いつの間にかもう着いていたんだ。



「それでね、これを渡したくて。」



「え‥なに、これ?」



ユウくんはちょっと小さな箱を私の手に乗せた。



「い、家で見てね? 明日誕生日でしょ。 僕あしたは家族で旅行だから」



「誕生日プレゼント?」



「そうだよ」




そんな…



「え、なんで泣いてるの?!」


「嬉しくて‥」





だって、覚えてるなんて思わないじゃん



10年ぶりだよ?



「忘れるわけないでしょ。 10年間ずっと覚えてたよ?」



「ユウくんのバカ」






こんなに嬉しいことは、生きてるうちに何回あるのかな?



やっぱりユウくんが大好きだ。