はるのゆうひ





え…。


「もう。ほら、行くよ?」


そう言って少し強引に登り始めたユウくん。




「ハルちゃん。」


「え、え。なに?」


手つなぐのは、初めてだしちょっと恥ずかしくて顔見れないよ…。



「あのね、さっきはごめんね?」


「え、なにが? さっきのは全部私が悪かったから…」


「ちがうよ、ハルちゃんのせいじゃない。」


なんで?


そう言おうと思ったとき、



ユウくんは立ち止まって私の手を離した。






「ここって…」


「僕ね、早くここに着きたくて、早足になってたんだ。ごめんなさい。」




”ここ”というのは、


私たちがよく遊びに来ていた場所のこと。