ユウくんを連写しながら着いたのは、小さな山。




「久しぶりだねえ!!」



「そうだねーっ!」




10年ぶりだからそりゃそうか。




「ハルちゃん、ハルちゃんっ!早く登ろう?」


「うんっ」




昔は、よく2人で登っていた。





そういえば、こんなことがあった。






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その日は、とても天気が良くて、ユウくんはすごく張り切っていて。



「ユウくん!!待ってよー!」



いつもどおりのペースで登っていたら、ゆうくんの姿見えなくなって。



「ユウくん!どこー!?」



毎日のように来てたのに1人になって急にすごく怖くなって。