「このことだよ。 隠しててごめん。 探させてごめん。」
「そっか、全然いいよ! ずっと会いたかったし。会えてよかった!」
私は、名前も知らない人に恋していて、
私は、ひとりの男の子をさがしてた。
私は、ユウくんに恋していて、
私は、ユウくんをさがしてた。
なんか、なんというか。
すごいことしていたんだなあ、と思う。
「ちょっと、話そっか。 公園まで帰ろっか。 行こ?」
「うんっ」
なんというか、
すごいうれしい。 よかった、あの子がユウくんで。
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