マジ……

ソファーに寄りかかり天井を見上げ昨日のことを思い出した。


あの街ではもう今までみたいには行かないな……
獅朗達と関わるのは面倒だし、場所を変えるって言っても、今さらどこに行けば良いんだよ。


「ツイてないな……」


♪♪♪
スマホが鳴り画面を見ると「学?」


「もしもし学、どうしたの?」

「起きてたのか」

「起きてるよ。もう1時だよ」

「さっきまで寝てたくせに」と学は電話越しに笑っている。

「うっさいな!用があったんでしょ?」

「あぁ……まだ風呂入ってねーんだろう?」

「あっ、うん。まだ」


学はわざわざタオルや着替えの場所を教える為に連絡をしてきてくれた。