Heaven~第一章~

だけど……――
「笑えないよ……学が居なのに」


「それでも笑えよ……笑ってやれよ」


蓮沼の言葉が学の言葉と重なる。



『笑えよ』



「アイツも、それを願ってたんだろう」



ゆっくり学が居た方に視線を向け「学」と呟いた。

瞳から流れる涙は止まらない。
上手く笑えない。
それでも、
無理やり口角を上げて花束をそこに置いた。





「頑張ったんじゃねーか」




蓮沼はそう言って私の肩を抱いて笑ってくれた。