Heaven~第一章~

姿が消えた瞬間ボロボロと流れ出した涙。


学が居ない。
分かっていたけと、もう2度と呼んではもらえない私の名前。









「学……ヤダよ。学――!!」







崩れ落ちるように泣き叫ぶ私の肩を蓮沼が近づいてきて、抱いて立ち上がらせた。






「最期なんだ。笑ってやれよ」





悲しいのは私だけじゃない。
絞りだすような蓮沼の悲しい声。

蓮沼だって学と別れを言いたいはず。
それなのに、この場所を私に譲ってくれた。