Heaven~第一章~

「椿はゆっくり探せよ。じゃあ行ってくるから」

「行ってらっしゃい」

学が居なくなりとりあえずコーヒーを飲んで落ち着いた。

学は先を見てるんだな……
私も早く見付けないとな……

スマホ、スマホ。

スマホで近場のバイトを検索した。

夜は×。
後は……工場も×。
あっ、サービス業が良いな。
年は……16。

とりあえず、条件を入力してボタンを押した。

ヒット数は……

105件。

結構探せばあるじゃん。

そこからまた細かく振り分け候補をいくつかしぼった。

そんなことをしているうちに学が帰って来た。


「ずっと探してたのかよ。ゆっくりで良いって言ったのに」

「何時までもニートじゃ居られないし」