学に背中を向けるようにソファーに座って上着を脱いだ。
外気に曝された肌が少し寒い。
背中には学の気配を感じる。
ゆっくり私の後ろに近づいて「腫れてんな」とそこをスーっとなぞる。
「切り傷はないから湿布でも貼っておくか」
「……うん」
ヒヤッとした感覚に「冷たっ」と体が強張る。
「な、椿」
「ん?」
「キス、して良いか?」
「な、何言ってんの?」
慌てて振り向こうとしたけど、それより速く学が私を後ろから抱きしめた。
「ちょ、ちょっと学」
「怖がるなよ……」
「怖がってなんかないよ、」
「椿……」
学の息が首筋を掠める。
外気に曝された肌が少し寒い。
背中には学の気配を感じる。
ゆっくり私の後ろに近づいて「腫れてんな」とそこをスーっとなぞる。
「切り傷はないから湿布でも貼っておくか」
「……うん」
ヒヤッとした感覚に「冷たっ」と体が強張る。
「な、椿」
「ん?」
「キス、して良いか?」
「な、何言ってんの?」
慌てて振り向こうとしたけど、それより速く学が私を後ろから抱きしめた。
「ちょ、ちょっと学」
「怖がるなよ……」
「怖がってなんかないよ、」
「椿……」
学の息が首筋を掠める。

