私は瑞希ちゃんが走っていく背中を、いつまでも見つめていた。 フラれてしまった。 でも辛いというより、むしろ心が軽くなっていた。 もっと落ち込むと思っていたのに。 ドラマや漫画を見て、 好きな人の幸せを願うなんて、本当にできるのだろうかと思っていた。 でもいま、 瑞希ちゃんが幸せになるのを心から願っている私がいた。