話は戻って、大路碧は、背は175cmくらいで、顔は女顔だ。いわゆる、お目目、ぱちぱちしてて、女の子みたいで、可愛いーってタイプのイケメン。
たまに見せる流し目が、おかまっぽいと私は思っているけど、会社の女子たちには、人気がある。
どう返していいか、分からなくなる、猫みたいに気まぐれなテンションは、私のような、天然干物女には鬼門だけど、他の同僚には、男女関係なく好かれている、あるいは、少なくとも認められているように感じる。
「みどりん、私らには、会いたくなかったのぉ?」
甘ったるい声で、さきちゃんが大路碧に絡む。
「もちろん、会いたかったよー、さきちゃーん」
まるで、そこのお絞り取ってー、とでも言うような口調で囁いてから、さきちゃんを見つめる大路碧。
あ、だめだ。私、この子、苦手。まじでどうやって話したらいいか、わかんない。
たまに見せる流し目が、おかまっぽいと私は思っているけど、会社の女子たちには、人気がある。
どう返していいか、分からなくなる、猫みたいに気まぐれなテンションは、私のような、天然干物女には鬼門だけど、他の同僚には、男女関係なく好かれている、あるいは、少なくとも認められているように感じる。
「みどりん、私らには、会いたくなかったのぉ?」
甘ったるい声で、さきちゃんが大路碧に絡む。
「もちろん、会いたかったよー、さきちゃーん」
まるで、そこのお絞り取ってー、とでも言うような口調で囁いてから、さきちゃんを見つめる大路碧。
あ、だめだ。私、この子、苦手。まじでどうやって話したらいいか、わかんない。

