オフィスの恋愛事情

そこには、綺麗なジュエリーボックスがあった。




開けてみると、そこにあったのは、近くの電灯の光でキラキラ輝くダイヤモンドの婚約指輪だった。





「結婚してください」




碧君は私の目を見て、少し不安げに言った。



私は、その瞬間に、大粒の涙を流した。それから、しっかりと頷いた。




碧君は片方の膝を付いて、私の左手の薬指に、その指輪をはめた。



私は自分の薬指を眺めてから、碧君に抱きついた。碧君は私を両手で持ち上げて抱きしめてから、ゆっくり私の顔に近づいてきた。




それから、私たちは、何度も何度も、キスをした。



降り積もる雪が、私たちを祝福してくれているのが、分かった。