オフィスの恋愛事情

今がだめでも、きっと幸せになれる。



私は、自分で自分を頼もしく思った。




それじゃあ、ご褒美にと思って、コンビニで、ジンファンデルのワインを買った。




一人で飲みたい気分だった。




アパートのゲートの前に、人影を見た。




袋を抱えて、寒そうに雪を見ているその姿は、頼りない。





思わず駆け寄って、彼の手を握った。




「碧君、凍えてるよ。ずっと、待っててくれたの?」



海沿いの街は、とても寒かった。



碧君は、私に覆いかぶさった。




「寒かったよ、寒かったけど、今夜はどうしてもみなおに会いたいし、会おうって決めたから、待ってた」