オフィスの恋愛事情

「そうかもしれない。いつか、悠斗がうんと偉くなったときに、私が悠斗の部下になったりして」



私は、笑顔を向けた。



「さあ、みなおにだったら、俺が使われてもいいな」




それから、悠斗は立ち上がった。さりげなく、私にコートを着せてくれてから、スマートに私をエスコートして、店を出た。




お互い、名残惜しくて、暫く見詰め合った。




「私、悠斗のこと、愛してたよ」





「ありがとう」



悠斗は、最後に私を抱きしめた。



いい匂いが私の鼻を刺激した。




悠斗は私の頬にそっと口づけをしてから、離れた。