信じられない、私はつぶやいた。




碧くんは、また会社でね、とだけ言って、さっき、私の部屋を出て行った。




なんとなく、寂しくなった、一人暮らしの私の部屋。



それにしても、酔っ払って、男を部屋に連れ込むなんて、これ以上なく、私らしく、ない。


一体、どうしちゃったの、昨日の飲み会。




みさちゃんだったら、何があったか、知ってるはず。



私は慌てて、同期のみさちゃんに電話した。