「面倒なことは、もういやだよな」




「そうだね」




「で?みなおは、どうしたいの?」





「私は、私は碧君の彼女になりたい。ちゃんと、お互いと向き合いたいよ」



碧君は、ようやく、満面の笑みを見せた。




私を、ぎゅっと抱きしめた。




まだ、部屋は少し寒いけど、碧君の熱のお陰で、心が温まっている。



クリスマスツリーの光が、まぶしくて、私は目を閉じた。



「じゃあ」



「何?」