「こたつは、日本人のこころですからねー」



そう言って、早速こたつの電気を付けた。




部屋の暖房も、一緒に付けたお陰で、段々暖かくなってきた。




二人でこたつに座って、こたつの上に乗っかった、小さなツリーの電気をみた。





「で、みなおは?」





「え?」





「みなおは、どうしたい?」




「どうって?」




「俺と、みなおのことでしょ」




ちょっと、拗ねたように、碧君が視線を外した。





「泊まってく?とか、誘惑しといて、こたつ入るし、みなおって訳わかんないでしょ」