ちょっと悪巧みをするような、悪魔の顔のまま、碧君は続けた。



「じゃあ、遠慮なく、ただの同僚として、つき合わせてもらうね」



そして碧君は何事もなかったように、満足そうに、朝食を平らげた。




これ以上ないくらいのキュートな笑顔を私に向けたと思ったら、



「でも、俺たち、身体の相性は良さそうだと思わない?」



と言った。



なんでそういう恥ずかしい台詞を真顔で言うんだよ、この人。



私は硬直して、黙った。



「なに、照れてるの?顔赤いよ、みなお」



碧くんは、冗談っぽく私の頬をつねった。



「何にしても、俺たち、同僚なんだから、仲良くしようね」





「そうだね」




うなずいた、私の額に、碧くんは優しくキスした。