「ちょっと……」
「ご飯食べないとか有り得ない」
足をもいで口にいれると、呆れたようなため息が聞こえた。
「まったくもう、どうしてこう……」
「うん。ごめんねーもっとカワイイ子のほうが良かったよね」
「……私達、あなたのことが嫌だなんて一度も言ってませんよ」
ヘアメイクをしてもらいながら、またため息が落ちてくる。
「私達からしたら、あなただってこの場所にふさわしいお姫様なんですよ」
「E組の理系珍獣姫」
「なにそれ」
「遭遇するのが難しいってことですよ」
「……なっ」
思わず作りかけていたカニぱんの、ダチョウの首をもいでしまいそうになる。
「神秘的すぎて近寄り難い」



