天使が私に落ちてくる



あたしは一般ピープル種目である綱引きに参加して、学年種目の騎馬戦をこなしお昼を迎えた。


しかし七海が帰ってこない……


スマホに連絡を入れても、出ない。七海と話していたなら、少しは気も紛れるだろうが、午後からの借り物のため出場者は支度をしなくてはいけない。

胃が痛い。

とりあえず用意しておいたカニぱんをひっつかみ、支度するたために割り当てられた化学室へ向かう。


そろそろと化学室の引き戸を開けると、がしっと両脇から腕を押さえられた。


「右腕確保! 」

「左腕確保! 」


両脇を固められて、苦い顔しかできない。

のっぽとちびっ子の衣装部シスターズだ。驚きの体格差に驚きのシンクロニティ。


「遅すぎです! 5分待ちました」

「教室行って、カニぱん取ってくればそれくらいかかるってば」