「そっかー海堂くんも推薦で押し付けられたの?」
「……そうでもない」
なんだか微妙に顔が赤い。
その時七海が教室から出てきたので、あたしは天使にさよならした。七海と連れ立って歩いているつもりで話しかけたら反応がないので、振り返ったら七海と天使がボソボソ話していた。
「七海ぃ!遅い」
ひらひらと手のひらを振って天使と別れた七海は、あたしに追いつくとにやりと笑った。
「あーーもう体育祭、楽しみすぎる」
「七海、きもっ」
「言ってろ」
まあ自分の借り物競争以外なら、楽しみと言えなくもない。
こういったスポーツにおいては大活躍の方々を見るのもまた楽しいからだ。ここでしか輝けない人も存在するからね。
とりあえずガンバローと七海と別れる。七海は体育祭の実行委員なので忙しいのだ。



