「そんな安っぽいスマイルなんぞいるのか? 」
「特殊な一部の方々にはあるだろう? 彼女らの労力をねぎらうためにも必要だ」
夢中でパシャパシャ撮っている彼女らの瞳は、涙で濡れていた。
それを見て、どれだけ一生懸命この衣装を作ってくれたのかがわかって、頑張って笑みを浮かべた。
「カワイイ! 」
「すっごい似合う! 」
あたしみたいな平凡者に……いい子たち!今なら親友になれる気がする。
「みっちょん、このスカートのライン絶妙!! 」
「しいちゃんこそこの襟! カワイイ!!」
「この袖の形も良いよね! 」
……いやあたしにじゃなかったよ。
顔をひきつらせながらも頑張って笑顔を作り撮影会は終了した。
「やっぱりあたしの親友は七海だ」



