「結香ほど仮装のやらせがいのある子はいないって! 」
「……なにそれ誉めてんの? 」
「まあ、半分は」
あと半分、なんだって言うの?
「とにかく決定なんだからやってもらいます!」
「あたしは納得してないやい」
ああそうだ。これはお姫様ファッションのできる機会ではなかろうか?
「あのさ、仮装はディズニープリンセスとかどう? 」
その時、ピロンと七海のスマホが鳴って話が中断する。
「仕込みはOK」
画面を確認した七海は、にやりと笑いするすると指を滑らせた。
「エサに食いついてきた」
「エサ? 」
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