私のお母さんは、5年前。
交通事故で亡くなった。

お母さんが、亡くなってからは家事や優のお迎えは私とお父さんでやっている。

まぁ、この生活も今ではすっかり慣れてしまった。

優を、幼稚園へ送り届けるのは私の毎日の日課。

幼稚園までの短い道のりを優と他愛もない話をしながら歩く。
実はちょっと楽しかったり...。笑


「それじゃ、おあづかりしますね。」

「よろしくお願いします。優、ばいばい」

「おねーちゃん、ばいばーい!」


私は優に笑顔で手を振り、自分の学校へ向かった。