それを見ていた夏未が、話に割って入ってくる。

「まぁまぁ、それは置いといて、せっかくだしゆき、お昼食べよ!」

夏未は持っていたお弁当箱を顔の前へ持ってきて、ニコッと笑う。

「うんっ!」

柚希もその顔を見て嬉しそうにする。

高校に入って二日目、仲良かった友達にも出会え、

少し心が落ち着いてきたようだった。