ステップ・ポジション

「っ・・・」

ベランダから叫ぼうと声が出かかったとき、洸牙たちの会話が耳に入ってきた。

「洸牙って好きなヤツいんのー?笑」

柚希たちのクラスは二階なので、外での生徒の会話はよく聞こえてくる。

戸惑いつつも柚希はベランダ越しで見ながら、

洸牙の声を耳を済まして聞いていた。