三時間目は美術だった。
「皆さんの好きな花を写生してきてください。」
私は、特に描きたい花なんて無かったので、一番に目についた桜を描くことにした。
「紅音ちゃんも桜描くの?」
「うん。十和は?」
「ん?タンポポだよ!ほら、そこに咲いてるじゃん。」
よく見ると、桜の木の根っこのほうに、小さなタンポポが2つ咲いていた。一つは綿毛、もう一つはまだ黄色い花を咲かせていた。
「紅音ちゃんは、小さい頃から桜が大好きだよねー」
「そうだっけ?」
「うん!キレイだなーって、ずっと言ってたよ!!覚えてないの?」
「‥いや、」
十和は少し不思議そうな顔をして、またキャンバスに目線を落とした。
十和のキャンバスには、一生懸命に生きているタンポポが描かれている。
私も慌ててペンを進める。
花びら‥幹‥枝‥。
(‥不思議な花‥)
桜を見たときからそう思っていた。
「‥紅音ちゃん?ペン止まっているよ?」
「!、いや、何でもない。少し考えていただけだ。」
十和が首を傾げる。
はぁ‥いつまで続くんだろう。この変な感じは。
「皆さんの好きな花を写生してきてください。」
私は、特に描きたい花なんて無かったので、一番に目についた桜を描くことにした。
「紅音ちゃんも桜描くの?」
「うん。十和は?」
「ん?タンポポだよ!ほら、そこに咲いてるじゃん。」
よく見ると、桜の木の根っこのほうに、小さなタンポポが2つ咲いていた。一つは綿毛、もう一つはまだ黄色い花を咲かせていた。
「紅音ちゃんは、小さい頃から桜が大好きだよねー」
「そうだっけ?」
「うん!キレイだなーって、ずっと言ってたよ!!覚えてないの?」
「‥いや、」
十和は少し不思議そうな顔をして、またキャンバスに目線を落とした。
十和のキャンバスには、一生懸命に生きているタンポポが描かれている。
私も慌ててペンを進める。
花びら‥幹‥枝‥。
(‥不思議な花‥)
桜を見たときからそう思っていた。
「‥紅音ちゃん?ペン止まっているよ?」
「!、いや、何でもない。少し考えていただけだ。」
十和が首を傾げる。
はぁ‥いつまで続くんだろう。この変な感じは。

