『花奈side』
私 、柳花奈には幼なじみがいる。
その幼なじみはイケメンで優しくて賢くてスポーツもできて完璧人間なのです!
と、言いたいところだけど、私だけにはドがつくほどのSなのです。。。
その名も、、、新垣優くん。
名前の通り時々優しかったりするがやっぱりいじわるです。。
ガチャ
あっ今日も迎えに来てくれたんだ。
嬉しい。。けど
「なに? まだ準備できてないの?」
ほらやっぱり毒舌。。。。。
いっつも思うけどなんで?!!
じゃなくてとりあえず謝らなくちゃ。
「ごっごめんっ」
「返事が遅い」
「ごめんね」
「はぁー。じゃぁ俺先いくよ。」
「えっ。ちょっと待ってーー」
ガチャ
あー行っちゃった。
早く準備して私も行かなきゃ!
「行ってきマース」
ガチャ
「遅い」
「へ?」
「行くよ」
「いっいたの?」
「いちゃ悪い?」
「ううん。嬉しい♡」
いじわるだけどこうして待っていてくれてるところが優しいんだよね。
他愛もない話をしながら歩いているとあっという間に学校に着いた。ほとんど優君無言だったけど(笑)。。。
私達はクラスが違うから校門まで一緒。
「じゃーね」
「…」
うっ!!!キタ無言!
これ結構傷つくんだよね…。
でもめげないぞ!!
『優side』
俺には可愛い幼なじみがいる。
顔はかわいい系でスポーツはまぁまぁできる(笑)頭脳は標準ぐらい。そして…
「今日も柳さんかわいいな♡」
「あぁ♡」
モテる…。俺的に複雑…。
「よっ!!優君おはよう」
来た。ウザイの。
「えーー?無視?無視しちゃうのー?」
「ウザイ」
「ひど!!!」
こいつは棚倉祐介。こんなんだけど俺の親友?かな。
話をよく聞いてくれるまぁ頼りになるやつだ。
「で?今日はどうだったんだよ?」
「何が?」
「柳さんと」
「どうっていつもどうりだけど…」
「はぁーーー」
何そのため息…。イラッとする。
「ダメだな。もっと積極的に行けよ!」
「はぁ?なんで急に…」
そもそも急に積極的に行ったって嫌われそうだ。
「そろそろ行かないと他の男子共が狙ってるぜ〜?」
「!!!」
そうだな。。このまま続くのもなんかイヤだ…
今日の帰り頑張ってみるか…!
『花奈side』
キーンコーンカーンコーン
「はぁー終わった」
やっと帰れるー!!
「今日も来てくれるの?あいつ」
あっこの子は私の親友で水谷麻耶ちゃん!
小学校からの付き合いでとっても頼りになるの!
「多分ね」
「そう」
キャーーーーー♡♡
「あっ来た」
優君が来たら分かりやすい。黄色い声のおかげで…
「帰るよ」
「うん!」
しっ視線が…痛い!!女の子の…あれ?男の子も見てる…あっそっち系の人か…。
ひとりで納得していると
「行かないの?」
あっ考えるのに夢中で忘れてた!
「あっごめん今行く!」
帰り道
「それでね麻耶ちゃんがー……っ!!!」
なんか手に優しい温もりが…っ!
見てみると優君が手を繋いでくれてる!
バッッと優君の顔を見上げると真っ赤な顔をした優君が!!!
「~~っ…それで?」
「へ?」
「話の続きは?」
「あっ!それでね?……」
あっという間に家に着いた。
「今日もありがと!」
「うん」
はぁーーー///
きっ緊張したー!
「優君のバカ///もっと好きになっちゃうじゃん!」
でも…なんで?急に?
まっいっか!
『優side』
時間は過ぎ…早くも帰る時間。
あっ花奈迎えに行かないと!
キャーーーーー♡♡
あーーうるさい!
「帰るよ」
「うん!」
ほんの数秒しか経ってないのにひとりで百面相してる花奈。
フッかわいいな
「行かないの?」
「あっごめん今行く!」
帰り道
今日は積極的に…
いくよ!!
ギュッ
「っ!!!」
あっ花奈びっくりしてる。
~~っヤバイ//顔に熱が!!
花奈が俺の顔を見上げてくる。
っ!!!
ヤバイ顔が赤いのバレた!
緊張をほぐすために「続きは?」 と聞いた。
すんなり話してくれる花奈に感謝だ。
家につくなり俺はベッドにダイブした。
「あーー///ヤバイヤバイヤバイ。」
かなりヤバイ。
心臓がバクバク鳴ってる!
これから先
「大丈夫かな?」
『花奈side』
次の日
今日も迎えに来てくれるのかな?
昨日あんなことがあったしちょっと気まづいな…。
ガチャ
あっ来た!
「おっ早いじゃん」
キュ~~~~~~~~ン♡♡
たまに見せるその笑顔たまりません!!
「?行くよ?」
「うっうんっ」
朝はとくに何もなく登校した。だからなんで昨日は手を繋いでくれたの?っていう疑問が生まれてくる。
あーーー私重い!気にしない気にしない!
………………。
放課後
今日はいつまでたっても優君は来なかった。
こんなの初めてでどうしようかと思いしょうがなくひとりで下駄箱まで行った。
後悔する事になるとはこの時分からなかった。
靴に履き替えている時…
ガタッ
「?」
この時見に行かなければ良かった…。
「っ!!!!!」
なんで?なんで優君と女の子がキスしてるの?
あーなんだ優君あの人が好きなんだ…。
期待した私がバカだったんだ。
「ふっ…うぅ…」
もぅイヤだ。こんなに優君の事好きだったんだ。もぅダメもとで告ってみようか?
あーダメダメ!優君の事困らせるだけだ。
だから私は告わない。
『優side』
この日は女に呼び出されて裏庭に行っていた。
あっ花奈にメールすんの忘れた。
まぁ勝手に帰るか。
とそんなことを考えていたら…
「好きです!付き合ってください!!」
…普通の男ならOKするんだろうな。
こいつ顔は可愛いと思う。まぁ花奈の方が可愛いけど…。
でも俺の答えは決まってる。
「ごめん。好きな人いるから。」
「それって…柳さん?」
っ!!
「なんだ分かってんじゃん」
「なんで?私の方が可愛いし賢いしお似合いだと思うんだけど」
はぁ?こいつ何いってんの?馬鹿なんじゃないの?
「お前バカ?俺にはあいつしか目に入らないから……じゃ!そういうことで」
「あっちょっと!!」
下駄箱まで来た時……
「はぁ…はぁ…ちょっと待ってよ!」
「付いてきたの?」
ストーカーかよ?
「キスして!」
………。
「はぁ???するわけねぇーじゃん」
「じゃぁする!!」
なっ!!
ガタッ
チュッ
「っ!!!!!」
あっ花奈!!!ちっ見られた最悪だ~!!
「おい。お前許さね~からな」
「ビクッ」
「花奈!!!!」
ちっ聞こえてねぇとりあえず明日誤解とかねぇ〜と!
あの女絶対許さねぇ〜!!
『花奈side』
今日はいつもより早く起きて登校した。
優君に会いたくなかった。
下駄箱
あっ優君とキスしてた人だ。
「あら〜柳さん?おはよう」
「おっおはよっ」
「今日は私の優君と一緒じゃないのね?」
っ!!!!!私…の…?
ダッ
私は走って走ってたどり着いたのが麻耶ちゃんの所。
「どうした?」
あーほらやっぱり麻耶ちゃんは優しいね。
「うう…ん」
「そう」
「何かあったら言うのよ?」
「うんっ!」
最高の親友だね!
だから麻耶ちゃんにこれまでにあったことを言った。
「はぁ?何やってんの二人とも~」
「うっ」
「花奈あんたちゃんと新垣と話し合いな」
「うっ分かった…」
「分れば良し」
わぁ~~麻耶ちゃん笑ったらちょーかわいい!
「じぁお昼話に行ってくる」
麻耶ちゃんは何も言わずに微笑んでくれた。
『優side』
朝
ガチャ
「おーい花奈?」
返事がない?先行ったか…。
俺も行くか。
下駄箱
「あー待ってたよ?」
昨日の女?
「何?」
「きゃー冷たーい!」
あ?アホか?こいつ。
もしかしてこいつ花奈になんか言ったのか?
「おい。お前花奈になんかいったか?」
「ん?え~とね~私の優君って言ったよ?」
は?マジかよこいつ。
「おはー」
「祐介…」
「え?なになに?邪魔?俺」
「イヤ。てかちょっと話しようぜ」
「あ?いいよ?てか珍しいな!優からなんて」
教室
「で?話って何よ?」
「あーそれが……」
それから俺は今まであったことを話した。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ?!!!!!」
「うるさい」
「いやうるさいっじゃねーーよ!!」
「……………。」
「何キスされてんだよ!!」
「…………。」
「あーーもぅまずは柳さんと話し合え!誤解を解け!」
「うっす」
……………………。
『花奈side』
お昼
「優君…いますかー?…」
「あっ柳さん?」
あっこの人優君の親友の棚倉祐介くんだ。
「あのー優君…いますかー…?」
「あっいるよー ゆーうー」
「何?……あっ花奈っ」
「優君…。ちょっと良いかな?」
「あっうん」
……………。
屋上
「………。」
「………。」
二人とも無言…。
「えっと…昨日なんでキスしてたの?」
「あっ…。えっとしたんじゃなくてされた。」
へ?され…た?
「じゃぁ、優君はあの子の事好き?」
「はぁ?好きな訳ないじゃん」
なっなんだ~じゃぁ…
「誰が好きなの?」
「…えっと…」
「私は優君の事好きだよ」
あー言っちゃった…。もぅ戻れない。
『優side』
「私は優君の事好きだよ」
えっ!まじか!嬉しいんだけど!
「俺も好きだよ」
「えっ?…嘘!」
「ほんと。なんで嘘つくんだよ。」
「へへ…。嬉しい」
っ!!!何このかわいい生き物…。その笑顔天使レベルだな。
「改めて…好きです。付き合ってください」
「っはい!!」
『花奈side』
無事付き合うことになった私達。
今、あの子の元に向かってます。
あっいた!
「そこの君」
「あっ優君じゃ~ん!」
「気軽に名前呼ばないでくれる?」
「え~~?」
「それと花奈と付き合うことになったから」
「え~つまぁ~んな~~い!」
「じゃ。今後俺達に関わんなよ」
「…。は~~い♡♡」
うげっ。正直気持ち悪い…。
まぁ。一件落着っと!!
……。
帰り道
手を繋いでくれて、とても心があったかくなった。
「あっ。そうだ」
「?」
「これからもよろしく花奈!」
「こちらこそ!!」
end
私 、柳花奈には幼なじみがいる。
その幼なじみはイケメンで優しくて賢くてスポーツもできて完璧人間なのです!
と、言いたいところだけど、私だけにはドがつくほどのSなのです。。。
その名も、、、新垣優くん。
名前の通り時々優しかったりするがやっぱりいじわるです。。
ガチャ
あっ今日も迎えに来てくれたんだ。
嬉しい。。けど
「なに? まだ準備できてないの?」
ほらやっぱり毒舌。。。。。
いっつも思うけどなんで?!!
じゃなくてとりあえず謝らなくちゃ。
「ごっごめんっ」
「返事が遅い」
「ごめんね」
「はぁー。じゃぁ俺先いくよ。」
「えっ。ちょっと待ってーー」
ガチャ
あー行っちゃった。
早く準備して私も行かなきゃ!
「行ってきマース」
ガチャ
「遅い」
「へ?」
「行くよ」
「いっいたの?」
「いちゃ悪い?」
「ううん。嬉しい♡」
いじわるだけどこうして待っていてくれてるところが優しいんだよね。
他愛もない話をしながら歩いているとあっという間に学校に着いた。ほとんど優君無言だったけど(笑)。。。
私達はクラスが違うから校門まで一緒。
「じゃーね」
「…」
うっ!!!キタ無言!
これ結構傷つくんだよね…。
でもめげないぞ!!
『優side』
俺には可愛い幼なじみがいる。
顔はかわいい系でスポーツはまぁまぁできる(笑)頭脳は標準ぐらい。そして…
「今日も柳さんかわいいな♡」
「あぁ♡」
モテる…。俺的に複雑…。
「よっ!!優君おはよう」
来た。ウザイの。
「えーー?無視?無視しちゃうのー?」
「ウザイ」
「ひど!!!」
こいつは棚倉祐介。こんなんだけど俺の親友?かな。
話をよく聞いてくれるまぁ頼りになるやつだ。
「で?今日はどうだったんだよ?」
「何が?」
「柳さんと」
「どうっていつもどうりだけど…」
「はぁーーー」
何そのため息…。イラッとする。
「ダメだな。もっと積極的に行けよ!」
「はぁ?なんで急に…」
そもそも急に積極的に行ったって嫌われそうだ。
「そろそろ行かないと他の男子共が狙ってるぜ〜?」
「!!!」
そうだな。。このまま続くのもなんかイヤだ…
今日の帰り頑張ってみるか…!
『花奈side』
キーンコーンカーンコーン
「はぁー終わった」
やっと帰れるー!!
「今日も来てくれるの?あいつ」
あっこの子は私の親友で水谷麻耶ちゃん!
小学校からの付き合いでとっても頼りになるの!
「多分ね」
「そう」
キャーーーーー♡♡
「あっ来た」
優君が来たら分かりやすい。黄色い声のおかげで…
「帰るよ」
「うん!」
しっ視線が…痛い!!女の子の…あれ?男の子も見てる…あっそっち系の人か…。
ひとりで納得していると
「行かないの?」
あっ考えるのに夢中で忘れてた!
「あっごめん今行く!」
帰り道
「それでね麻耶ちゃんがー……っ!!!」
なんか手に優しい温もりが…っ!
見てみると優君が手を繋いでくれてる!
バッッと優君の顔を見上げると真っ赤な顔をした優君が!!!
「~~っ…それで?」
「へ?」
「話の続きは?」
「あっ!それでね?……」
あっという間に家に着いた。
「今日もありがと!」
「うん」
はぁーーー///
きっ緊張したー!
「優君のバカ///もっと好きになっちゃうじゃん!」
でも…なんで?急に?
まっいっか!
『優side』
時間は過ぎ…早くも帰る時間。
あっ花奈迎えに行かないと!
キャーーーーー♡♡
あーーうるさい!
「帰るよ」
「うん!」
ほんの数秒しか経ってないのにひとりで百面相してる花奈。
フッかわいいな
「行かないの?」
「あっごめん今行く!」
帰り道
今日は積極的に…
いくよ!!
ギュッ
「っ!!!」
あっ花奈びっくりしてる。
~~っヤバイ//顔に熱が!!
花奈が俺の顔を見上げてくる。
っ!!!
ヤバイ顔が赤いのバレた!
緊張をほぐすために「続きは?」 と聞いた。
すんなり話してくれる花奈に感謝だ。
家につくなり俺はベッドにダイブした。
「あーー///ヤバイヤバイヤバイ。」
かなりヤバイ。
心臓がバクバク鳴ってる!
これから先
「大丈夫かな?」
『花奈side』
次の日
今日も迎えに来てくれるのかな?
昨日あんなことがあったしちょっと気まづいな…。
ガチャ
あっ来た!
「おっ早いじゃん」
キュ~~~~~~~~ン♡♡
たまに見せるその笑顔たまりません!!
「?行くよ?」
「うっうんっ」
朝はとくに何もなく登校した。だからなんで昨日は手を繋いでくれたの?っていう疑問が生まれてくる。
あーーー私重い!気にしない気にしない!
………………。
放課後
今日はいつまでたっても優君は来なかった。
こんなの初めてでどうしようかと思いしょうがなくひとりで下駄箱まで行った。
後悔する事になるとはこの時分からなかった。
靴に履き替えている時…
ガタッ
「?」
この時見に行かなければ良かった…。
「っ!!!!!」
なんで?なんで優君と女の子がキスしてるの?
あーなんだ優君あの人が好きなんだ…。
期待した私がバカだったんだ。
「ふっ…うぅ…」
もぅイヤだ。こんなに優君の事好きだったんだ。もぅダメもとで告ってみようか?
あーダメダメ!優君の事困らせるだけだ。
だから私は告わない。
『優side』
この日は女に呼び出されて裏庭に行っていた。
あっ花奈にメールすんの忘れた。
まぁ勝手に帰るか。
とそんなことを考えていたら…
「好きです!付き合ってください!!」
…普通の男ならOKするんだろうな。
こいつ顔は可愛いと思う。まぁ花奈の方が可愛いけど…。
でも俺の答えは決まってる。
「ごめん。好きな人いるから。」
「それって…柳さん?」
っ!!
「なんだ分かってんじゃん」
「なんで?私の方が可愛いし賢いしお似合いだと思うんだけど」
はぁ?こいつ何いってんの?馬鹿なんじゃないの?
「お前バカ?俺にはあいつしか目に入らないから……じゃ!そういうことで」
「あっちょっと!!」
下駄箱まで来た時……
「はぁ…はぁ…ちょっと待ってよ!」
「付いてきたの?」
ストーカーかよ?
「キスして!」
………。
「はぁ???するわけねぇーじゃん」
「じゃぁする!!」
なっ!!
ガタッ
チュッ
「っ!!!!!」
あっ花奈!!!ちっ見られた最悪だ~!!
「おい。お前許さね~からな」
「ビクッ」
「花奈!!!!」
ちっ聞こえてねぇとりあえず明日誤解とかねぇ〜と!
あの女絶対許さねぇ〜!!
『花奈side』
今日はいつもより早く起きて登校した。
優君に会いたくなかった。
下駄箱
あっ優君とキスしてた人だ。
「あら〜柳さん?おはよう」
「おっおはよっ」
「今日は私の優君と一緒じゃないのね?」
っ!!!!!私…の…?
ダッ
私は走って走ってたどり着いたのが麻耶ちゃんの所。
「どうした?」
あーほらやっぱり麻耶ちゃんは優しいね。
「うう…ん」
「そう」
「何かあったら言うのよ?」
「うんっ!」
最高の親友だね!
だから麻耶ちゃんにこれまでにあったことを言った。
「はぁ?何やってんの二人とも~」
「うっ」
「花奈あんたちゃんと新垣と話し合いな」
「うっ分かった…」
「分れば良し」
わぁ~~麻耶ちゃん笑ったらちょーかわいい!
「じぁお昼話に行ってくる」
麻耶ちゃんは何も言わずに微笑んでくれた。
『優side』
朝
ガチャ
「おーい花奈?」
返事がない?先行ったか…。
俺も行くか。
下駄箱
「あー待ってたよ?」
昨日の女?
「何?」
「きゃー冷たーい!」
あ?アホか?こいつ。
もしかしてこいつ花奈になんか言ったのか?
「おい。お前花奈になんかいったか?」
「ん?え~とね~私の優君って言ったよ?」
は?マジかよこいつ。
「おはー」
「祐介…」
「え?なになに?邪魔?俺」
「イヤ。てかちょっと話しようぜ」
「あ?いいよ?てか珍しいな!優からなんて」
教室
「で?話って何よ?」
「あーそれが……」
それから俺は今まであったことを話した。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ?!!!!!」
「うるさい」
「いやうるさいっじゃねーーよ!!」
「……………。」
「何キスされてんだよ!!」
「…………。」
「あーーもぅまずは柳さんと話し合え!誤解を解け!」
「うっす」
……………………。
『花奈side』
お昼
「優君…いますかー?…」
「あっ柳さん?」
あっこの人優君の親友の棚倉祐介くんだ。
「あのー優君…いますかー…?」
「あっいるよー ゆーうー」
「何?……あっ花奈っ」
「優君…。ちょっと良いかな?」
「あっうん」
……………。
屋上
「………。」
「………。」
二人とも無言…。
「えっと…昨日なんでキスしてたの?」
「あっ…。えっとしたんじゃなくてされた。」
へ?され…た?
「じゃぁ、優君はあの子の事好き?」
「はぁ?好きな訳ないじゃん」
なっなんだ~じゃぁ…
「誰が好きなの?」
「…えっと…」
「私は優君の事好きだよ」
あー言っちゃった…。もぅ戻れない。
『優side』
「私は優君の事好きだよ」
えっ!まじか!嬉しいんだけど!
「俺も好きだよ」
「えっ?…嘘!」
「ほんと。なんで嘘つくんだよ。」
「へへ…。嬉しい」
っ!!!何このかわいい生き物…。その笑顔天使レベルだな。
「改めて…好きです。付き合ってください」
「っはい!!」
『花奈side』
無事付き合うことになった私達。
今、あの子の元に向かってます。
あっいた!
「そこの君」
「あっ優君じゃ~ん!」
「気軽に名前呼ばないでくれる?」
「え~~?」
「それと花奈と付き合うことになったから」
「え~つまぁ~んな~~い!」
「じゃ。今後俺達に関わんなよ」
「…。は~~い♡♡」
うげっ。正直気持ち悪い…。
まぁ。一件落着っと!!
……。
帰り道
手を繋いでくれて、とても心があったかくなった。
「あっ。そうだ」
「?」
「これからもよろしく花奈!」
「こちらこそ!!」
end

