帰り道。私は瑞姫と一緒に歩いていました。

「華凛。明日の追試ガンバ☆」

「なんでそれを言うかなぁ…へこむじゃん…」

たわいもない話。いつもと何ら変わらない毎日。心の中で『なにか起きればいいのに』とずっと思っていたんです。

瑞姫には厨二病と言われてしまいましたが。

そしてそんなは私の思いは叶いました。叶ってしまいました。

光に包まれた。最初は車のヘッドライトかと思ったんです。気づいた時にはもう遅かった。

光の中から一転、私と瑞姫は闇の中に放り出されました。