「一緒に暮らさないか。」

龍の目に涙が一粒、二粒と流れた。

これが愛。

お互いに大切だと思っていて一緒に笑いあえる。

「竹コプターおじさんが作ったの?」

「そうだよ。」

「他にも作れるの?」

「ブランコとか。」

「え、すげー。じゃ、一緒に暮らしたらブランコ作ってくれる?」

お父さんは頷いた。海斗の目は輝いた。

「お兄ちゃん...」