「でも竹のこと覚えててくれてたんだな..そうそうさっき作ったんだ。竹コプター。」

「していい?」

「もちろん。」

龍は竹コプターをうまくとばした。教室の中で自由にとんだ。そうするとお父さんは龍の髪をわさわさと大袈裟に撫でた。

「うまいぞ!俺よりうまい!」

本当はお父さんのほうがうまい。けど俺を元気づけさせるためそう言ったんだ。

嬉しかった。

俺たちは笑いあった。