その日は、運悪く俺しかいなかった。

お父さんについては何も聞かされてなかったから構えてたんだ。

でも思ったより、優しかった。

そしてその一日は、たくさん遊んだ。

自然の遊びを覚えきれないほどたくさん、たーくさん!!

でも一番頭に残ったのは竹を使った遊びだった。

そのときのお父さんが一番好きだった。

離れたくなかった。

でもその次に会った時に分かった。

お父さんのただの気の迷いだったんだって。

本当のお父さんは、たらしで虐待ばっかりする最低な人だったんだ...って。