と、躊躇ってるうちに海についた。

私と龍は砂浜まで歩いた。

もうすぐで日が落ちる。

「あんな、俺、これからも迷惑かけると思うんだ。表はいつも通りのときと、裏では暗いときがある。そこ、わかってほしいんだ。先生押しちゃって俺、スッゲー傷付いた。俺、何やってんだろー、って...」

龍はその場にゆっくりと腰かけた。私も、続いて座った。

「俺、怖いんだ。自分が。なにするか分かんない。」

「ゆっくりでいいんだよ。」

「皆、病気だと思ってるし、悪くておかしいって思ってる。ま、そー見えるんだと思う。愛ってなんなの?愛されてこなかったから俺、おかしいのかなー..みたいな。」

「そんなことないよ!龍は優しくて元気でかっこいい!私、龍のこと誰よりも大好きだよ!」

龍は微笑んだ。