「愛花!」

信也は私の隣にいた愛花に声をかけた。

愛花は恥ずかしそうに俯いている。

「おーい、呼んでんだけど。」

信也は愛花の目の前にたち、しゃがんだ。

「...今は一緒にいけない。」

「なんで?」

「だって、さ。」

愛花と信也は身長差がやばい!20㎝も違う。

「まだはずがしがってんの。俺が一番恥ずかしい。」

愛花は驚いて顔をあげた。

「彼女に誘いを断られたから。」

「分かった、よ。」

信也は笑い愛花をお姫様抱っこした。愛花の頬はポッと赤くなった。

ボン!!

うん?なんか重い。

信也は私に向かってからかいの笑みを向けた。

「愛花のカバン教室までよろしく、美修亜ちゃんw」

信也はそういって歩いていった。

「はぁーーー?!」

なにいってんのよ!!ったく毎日目の前でいちゃつきを見せられて嫌みでしかない!