「なんか安心してるよね?」

「そりゃ、そうだけど?」

私は思い出した。

こいつは鈍感だということを!

普通の男子は、へんなことを想像する。

龍はそういうことには鈍い。

「もーいいよ!忘れて?」

「...なんかごめん。あのさ、なんか欲しいのある?金が余裕あれば買おうと思ってさ。」

「えっ?何?いきなり...。」

「もうすぐ美修亜の誕生日だしさ?俺、何選んだらいいか分かんないし、美修亜の欲しいもの買ったほうがいいかなーって。」

「ありがとっ!」