「ホントにひとりでいいの?…私達も!」

「…いい、お前らは家に帰ってゆっくり休んだらいい」

「龍ケ崎…………林檎が目ぇ覚ましたら」

「あぁ、すぐに連絡する」

「…じゃ、頼むよ?」








2人は帰っていった。







「…林檎」







名前を呼んでも目を覚まさないのは分かっているがやはり声をかけてしまう。






今にも俺の名前を呼んで目を覚ましそうで。








窓からはもう月明かりが差していた。