ルイside







「林檎!!!」






叫んでも、もう遅くて。









見えたのは……………………









考えただけでも吐き気がした。








目の前で親友が轢かれたんだから。








信じたくないけど








「林檎ぉ…………目ぇ開けてよぉ…!」










事実なんだ。










龍ケ崎は放心状態で、本人も何が起こったのかわからないようだった。





「冗談はよしてくれ………林檎…」










その言葉でますます実感していく。