「…………惚れた」

「…は?」






神無月が私の手を掴んだ。






「ルイさん、と言ったな」

「え、あ、うん。」





何なの、この人………





「俺と付き合ってくれ」



「…………はぁ!?」




クラスメイトが顔を赤らめてチラチラとこちらを見てくる。





「……林檎に謝ったら考えとく」

「…わかった。」






林檎に集まるヤツって、なんでこうも変なヤツばっかりなんだろう。






林檎が、常識人だからかな……






「ぶっ…………あははっ」






何か笑えてきちゃったよ。






私も変なヤツ、ってことだもんね。